なかよし表紙100展2011.08.25 – 09.06

2011.08.25 開催レポートを追加しました。

展覧会詳細

「なかよし」は、講談社が発行している月刊少女まんが誌。
1954年12月(1955年1月号)創刊。日本でもっとも歴史の古いまんが雑誌であり、日本最長寿記録を更新中。2009年12月に創刊55周年を迎えました。

創刊当時は、今の「なかよし」とはかなり違う体裁で、写真・まんが・絵物語が中心の総合よみもの雑誌でした。定価は110円。ふろくは創刊号から欠かさずついており、創刊号のふろくは、「名作まんが物語 家なきおどり子」「歌の花かご(歌集)」「なかよしカレンダー」「うらないブック」。他にも本誌とじこみで、しおりなどがついていた。
当初、本誌とじこみのふろくは、バラエティに富んでいた。人気スターのブロマイドや香りシール、カレンダー、火であぶってメッセージを読む「あぶりだしカード」など、種類もさまざま。
また、当時は人気子役が表紙を飾っていました。60年代になると、吉永小百合さんが度々登場。まんがのイラストは、70年代前後から登場し、現在にいたります。
70年代になると『キャンディキャンディ』が一世を風靡。テレビアニメ化もされ、国内外で大ヒットとなる。つづいて『おはよう!スパンク』もアニメ化される。同作品は、今現在ヨーロッパでアニメ放映されており、大ブーム。膨大な量の商品化がなされている。
その後『きんぎょ注意報!』、『美少女戦士セーラームーン』、『ミラクル☆ガールズ』、『あずきちゃん』などが続々ヒット。特にテレビアニメと同時に連載が開始した『美少女戦士セーラームーン』は、空前の大ヒットとなり、ついに少女まんが誌売り上げトップに立つ。本誌の発行部数が200万部を超え、社会現象に。
その後も『怪盗セイント・テール』、『カードキャプターさくら』、『娘。物語』、『ゴーストハント』、『シュガシュガ ルーン』、『しゅごキャラ!』などの人気作品を輩出し、その時代の女の子たちに愛され続けている。

本展では、約60年に及ぶ歴史ある「なかよし」の各年代の表紙100枚を一堂に展示し、懐かしい表紙イラストの移り変わりを、当時のデザインのまま紹介いたします。
また、立川恵先生の代表作の一つ、『怪盗セイント・テール』の新装版発売決定を記念して
今回特別に同作品の複製原画を展示いたします。芽美とアスカJr.“あの”感動のクライマックスがpixiv Zingaroにて再び・・・。

他にも、懐かしのお宝ふろくや応募者全員サービスのレアグッズが並ぶ「ふろくコーナー」、
『しゅごキャラ!』や『わたしに××しなさい!』といった近年の人気作品の「カラーイラストコーナー」、
「なっか〜よし〜♪」のCMソングでおなじみのテレビCMの常設放映など、強力なラインナップが目白押し。
どれもこれも見逃せないものばかりです。

あなたが青春時代に大好きだった「なかよし」がここにある。

企画:pixiv
運営:Kaikai Kiki

協力監修:講談社 なかよし編集部
http://kc.kodansha.co.jp/nakayosi

協賛:株式会社グラフィック
http://www.graphic.jp/