「ピクセルアウト」開催レポート

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こんにちは。
pixiv Zingaroギャラリースタッフです。

pixiv Zingaroでは2月25日(木)から3月8日(火)まで、イラストレーター/アートディレクターのたかくらかずき氏がディレクションする「ピクセルアウト」を開催中です。
本展は様々な手法でピクセルを意欲的に用いて作品を制作している14名の作家を集めて展示を構成することで、ドット絵の概念をノスタルジーから引き離し、ピクセルという単位から画面/デジタルメディアについて再考することを目的としています。

それでは開催の様子をお伝えします。

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市販の家庭用ゲーム機やスマートフォン、タブレットを使ったインタラクティブな作品やドット絵彫刻作品、ブラウン管テレビを使ってアニメーションと実写で表現される映像作品など、多種多様なピクセルアートを制作しているアーティストが集まりました。

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本展ではブラウン管のテレビやガラケーなど懐かしさを感じられるアイテムの中に、現行のものが織り交ざっている不思議な感覚を感じることができます。

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1枚1枚が印象的な安田昂弘氏のポスター作品「ANM.」「NNN.01」「NNN.02」
印伝のようなその独特な質感を、ぜひ会場で感じてください。

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中央にあるのは「ゲームそのもののゲーム性を排除したゲーム」を題材に、
市販のゲームカセットを自作している奥田栄希氏の作品。
実際に手に触れて操作できるインタラクティブなインスタレーション作品に、来場者の皆さんは楽しまれておりました。

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主催のたかくらかずきさんの作品「光の国生み」
1m×2mの掛け軸に緻密に計算しつくされ、埋めつくされたピクセルは見るたびに新しい発見があります。

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初日3月25日(木)には「ピクセルアウト」開催を記念して、レセプションパーティを行いました。
展示作家さんも多く参加され、お客様と作品について楽しくおしゃべりをされておりました。
レセプションパーティは20:30まで続き、大変な盛り上がりをみせました。

また、3月5日(土) 17:00-から中ザワヒデキ×都築潤×たかくらかずき 「ピクセルとデジタル絵のいままで」、19:00からはgnck×HouxoQue×たかくらかずき「この先のピクセル、画面が光る神性」というテーマのもと、トークショーも開催予定です。
どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお越しください。

ドット絵の進化と表現の自由を体験できる「ピクセルアウト」は3月8日(火)までの開催です。
皆様のご来廊をお待ちしております。

■ピクセルアウト
日程:2016年2月25日(木)~3月8日(火)
12:00 – 19:00 ※水曜定休日
会場:pixiv Zingaro
入場:無料
企画:pixiv
運営:Kaikai Kiki